こんにちは、Q太郎です。
前回手探りでベトナム現地証券会社へ口座開設をすべく行動を開始し、パスポートの公証をとる為に、公証役場に向かうところまで進みましたが、ここで大きなミスを犯していることに気がつきました。
この記事は今後同じようにベトナムの現地証券会社へ口座開設をしようとする方の参考になれば幸いです。
目 次
パスポートの公証は大使館(総領事館)だけでOK
正しい情報を得るには自分で行動するしかない
私はパスポートの認証も、公証役場でまず公証してもらい、その後に大使館(総領事館)で認証してもらうものだと思っていました。
そのように理解した理由は、パスポートの認証を行政書士が代行しており、そのサービスの説明を読むとパスポートは公証役場で公証して、その後領事認証を受けるとの説明があった為です。
しかし、ネットで検索していると、同じようにベトナム証券会社に口座開設をした方が、大使館で直接認証したとの情報がありました。
この謎を解き明かす為に大阪にある総領事館に電話をしてみましたが、相変わらず音声案内がなれるだけで、オペレータ―につながることはありませんでした。(イライラがつのります)
そこで今度は福岡にある総領事館に電話をすると、やっとつながりました。
そこで片言の日本語で、パスポートの認証は直接大使館または領事館で認証でき、公証役場の公証がいらない上、本人が直接郵送で依頼できると分かりました。
前述した行政書士事務所にも電話をして、直接大使館や総領事館でも認証できることを確認すると、行政書士も「 しぶしぶ 」認めました。
但し行政書士曰く直接訪問できるエリアに住んでいる方以外は、パスポート本誌を大使館に送る必要があり、電話による問い合わせも難しいので、精神的にハードルが高いとのことでした。
そこで行政書士が指摘することが本当かどうか、郵送での申込方法を確認してみました。
まずは「 ベトナム大使館 」で検索し、次の画面を出します。
「 領事業務 」から赤枠の「 認証、公証、翻訳の手続き案内 」をクリックします、すると以下の画面が表示されます。
この案内ではパスポートの認証については何ら説明がない為、パスポートについても赤枠の部分から公証役場で公証してもらい、その後領事認証をうけるものだと勘違いしてしまいます。
次に郵送で依頼する場合の認証申請書をダウンロードしてみます。
ここで依頼事項に「 公証 」との文字がでてきて、認証と公証の依頼内容が異なることが分かります。
行政書士が指摘したように、この申込書でパスポート本誌と現金書留、返送用ゆうパックを送り依頼するのは、精神的にハードルが高い印象を受けます。
この認証と公証の依頼の違いはなんなのか、パスポートは認証なのか公証なのか、もう少し丁寧な申込書とその説明があれば、郵送だけで依頼はできそうですが、この申込書では不安が残ります。
結局郵送で依頼することは諦め、大阪にあるベトナム総領事館まで出向き、直接依頼することにしました。
ここで「公証」と「認証」について、ネットで検索してみました中で最も分かり易く説明されていたHPをみつけました。
行政書士はやし事務所様が説明されている「 公証と認証の違いについて 」が最も分かり易く説明されたものでした。
因みに前述で大使館(総領事館)で公証を直接できることを問い合わせをした行政書士事務所は、はやし事務所様ではありません。
大阪にある総領事館で直接依頼
私文書は「 認証 」、パスポートは「 公証 」で依頼する
今回名古屋駅から大阪のベトナム総領事館までの交通費、往復で12,900円発生しますが、パスポートを公証役場で公証し2部合計11,000円支払らわずに済んだので、差し引き0円のようなものです。
それに直接面談することで、なぜ電話連絡がつかないのか、パスポートは認証なのか、公証なのか直接質問しなければクリアにならない細かなことが聞けるだけでも有益でした。
午後は2時から会館されるので、午後1時30分には領事館に到着しました、スタッフが電話にでられないぐらい混みあっているかと思いきや、待合室には誰もいませんでした。
私は受付番号札No1を握りしめ、2時になるまで待合室で静かに待つことにしました。
2時になり、受付窓口が開き女性の方が2名受付に現れましたが、ここで1つ目の疑問なぜ電話への応答がないのかが分かりました、なぜなら2人とも殆ど日本語が話せません。
突然英語で対応されて、この4年可間全く英語を話していなかったので、かなり戸惑いましたがなんとかパスポートの公証の受付を終えました。
待っている間に以下の質問をしました。
- パスポートの公証を郵送で依頼する方法
- パスポートは公証OR認証
- 書類等私文書の認証方法
回答は以下の次の通りです。
①.郵送で送る場合は大使館のHPから申込書をダウンロードして、次のリストを一緒に郵送。
- 申込書
- パスポート(本誌)、コピーは不可
- 返信用封筒+返信用ゆうパック
- 手数料(5,000円/1部×2部)+返却郵送手数料1,500円 計11,500円の現金書留
②.パスポートは認証ではなく、公証なので申込書では、認証、公証、翻訳の内、公証に〇をつけて依頼するとの説明でした。
③. 書類等私文書は、まず公証役場で公証してもらい、公証された現本1通とその写し1通を前述のパスポートの郵送方法と同じ方法で送ります、その際の申込書類は「 認証 」に〇をつけて依頼します。
無事パスポートの公証は完了し、手数料の支払い10,000円を済ませて入手したのがこちらの書類です。
銀行の書類にサインをする動画を撮影
ベトナム銀行のサービス改善は非常に柔軟
ネットで検索すると、以前は以下のSSI証券から送られてくる以下の書類に公証役場で公証し、その後領事認証を取得する情報が掲載されておりました、ピンクの枠にサインをしてそれを公証役場で公証していたようです。
それが現在は書類にサインする際の動画を撮影し、パスポートも撮影し本人がサインしたことが確認できれば、以前のような書類への公証と認証の手間と費用を省けるように改善されております。
これだけでも、費用は公証11,500円(外国語版)と領事認証5,000円の計16,500円が必要なくなり、かなりサービスの改善が柔軟な印象を受けました。
撮影はスマホで僅か1分程度の動画を撮影しただけで、非常に簡単でした。
しかし動画を送る際に容量が大きすぎでなかなかメール添付では送ることができません、そこで約に立つアプリが「 Dropbox 」です、このアプリを使うと簡単に送ることができます。
盲点なのが、送られた相手のPCにアイフォーンでの映像を映し出すコーデックアプリがインストールされていないと、音声しか聞こえません。
その際は、以下のアプリを検索してご自身のPCにインストールしていただければ、映像を確認することができます。
コーデック:K-Lite Codec Pack Basic
インストールの際は以下のサイトが参考になるとかと思います。
大使館(総領事館)でのパスポートの公証、そのまとめ
今回SSI証券から要求されたパスポートの公証は公証役場で公証することなく、大使館(総領事館)で直接公証することができます。
また郵送でも依頼することは可能ですが、パスポート(本誌)を送る必要がある為、精神的なハードルは少し高いかもしれません。
SSI証券に口座開設を開設する情報が少ない為、今回実際に行動することで入手できた情報が口座開設を検討されている方のお役にたてれば幸いです。
現在ベトナムはロックダウンが9月末まで継続しており、郵便機関も全く機能していない為、申込書類は紛失を回避する為に9月末に日本からEMSで発送予定です。
それではまた、対酒当歌人生幾何。
コメント
はじめまして ベト株の歴だけが長いパパです
現在情報収集のまとめを作成中で
Q太郎さんにたどり着きました。
本音で一番しっくりきています。
これから勉強させてもらいます^^
あと、ちなみにそのまとめ(ブログ、youtube)で紹介させてもらっていもいいですか? もちろん個人的に一番おすすめで