こんにちは、Q太郎です。
昨年は証券セクターの中から10バガーが現れることを予想し、APSアペック証券を推奨しました。
結果は的中したので、投資家の中には資産を増やした方もいるのではと思います。
証券会社33社の年初来の株価上昇率一覧
ホーチミン証券取引所(HSX)、ハノイ証券取引所(HNX)、UPCoM店頭市場に上場・公開している証券会社33社のうち、2021年12月30日時点の株価が年初から3桁成長となった企業は32社を数える。 値上がり率が最も高かったのはAPEC証券[APS](Apec Securities)の9倍超だった。
出典:VIETKABU
昨年年初に予想した3銘柄APS、EVS、WSSもそれぞれWSSは5位、EVSは6位にランクされました。
2匹目の泥鰌がいないかどうか調べてみると1匹残っておりました。
その銘柄はAPG:APG証券ではないかと考えます。
目 次
調査対象証券会社 26社
以下の表はベトナム株投資において有益な情報を提供されているVIETKABUで証券セクター銘柄として扱われている26社になります。
26銘柄全てを今回調査してみました。
使用サイト:無料で便利なサイトVIETSTOCKがオススメ
利用するサイトは無料で便利なVIETSTOCKです。
今回例としてAPGを確認します。
赤枠にテッカーコードAPGを入力しエンターをすると以下の画面が表示されます。
チェックポイントは最重要指標:EPS伸長率+PER
PERやPBRなど色々な指標がありますが、確認するのはこの2つだけ。
EPS伸長率とPER
先程のAPGを例にすると以下の通りです。
先程の画面を下にスクロールすると、「 Ratios 」、これは指標を記したところが現れます。
ここで注目するのは、赤枠で囲んだ数値EPSとPERになります。
出典:VIETSTOCK
- Trailing EPS = EPS
- P/E=PER
EPSの伸長率は2021年度の結果を2020年度の結果で割って求めます。
具体的には、5,243÷742=7.06
これは1株当たりの利益が昨年1年間で、7倍増になったことを意味しております。
EPSが7倍にもなることは、その銘柄が成長株だからじゃ
PERは3.93倍で証券会社セクター平均の約25倍からするとかなり安値に放置されていることが分かります。
通常株価は以下の式で表すことができます。
株価=EPS×PER
現在の株価は18,300VNDなので、決算時の株価と比較すると以下のようになります。
Ratiosは決算時の数値で計算されているので、現在の株価と少し乖離がありますね。
EPS(5,243)×PER(3.93)=20,604VND
決算の数値が確定した時点より1割程下げていることが分かります。
もし市場が証券会社セクター平均のPER25倍をAPGに期待するようになると株価は以下のようになります。
EPS(5,243)×PER(25倍)=131,075VND
現在の株価のおよそ7倍になります。
つまりこの銘柄は7倍大化けの可能性を秘めていることになります。
つまりPES伸び率が大きく、まだ期待値PERがセクター平均に追いついていない銘柄は狙い目なのです。
26銘柄全てのPES伸び率とPERを網羅
26銘柄中、EPSが減少した銘柄とAPSは除外しました、VIETSTOCKに表示されていたAPSの値がおかしな値になっていた為です。
銘柄 | EPS伸長率 | PER | SBI証券の扱い有無 |
AGR | 4.04 | 13.6 | 〇 |
APG | 7 | 3.9 | 〇 |
BSI | 3.0 | 14.4 | 〇 |
CTS | 3.0 | 12.76 | 〇 |
FTS | 4.4 | 9.9 | 〇 |
HCM | 2.1 | 12.3 | 〇 |
SSI | 1.6 | 14.1 | 〇 |
TVB | 2.6 | 6.97 | × |
TVS | 1.5 | 15.0 | × |
VCI | 1.2 | 12.0 | × |
VDS | 2.7 | 8.0 | × |
VIX | 1.7 | 7.0 | 〇 |
VND | 2.1 | 11.6 | 〇 |
ART | 21.0 | 46.0 | × |
BVS | 2.0 | 10.2 | 〇 |
EVS | 6.4 | 6.9 | × |
HBS | 1.8 | 66.0 | 〇 |
IVS | 3.9 | 34.5 | × |
MBS | 1.5 | 15.2 | × |
PSI | 1.8 | 22.7 | 〇 |
SHS | 1.67 | 8.3 | 〇 |
VIG | 43 | 407 | 〇 |
ARTやVIGのEPS伸び率が異常値なのは、昨年だけが低かったり、または赤字だったりするので、異常値銘柄は過去の数値も確認する必要があります。
眺めるとAPGだけではなく、PERが10倍以下でEPS伸び率が高い銘柄が散見されます。
私はFTSとSHSのどちらにしようか迷ってSHSにしましたが、今となってはFTSの方が良かったかもです。
FTS、TVB、VDS、VIX、EVS、SHSなどは株価爆上げの可能性があります。
まとめ
昨年証券会社株が爆上げしましたが、まだまだ爆上げ銘柄が残っております。
今年の10バガー候補はAPG:APG証券になると予測します。
また現在ベトナム株は半年に1度の調整局面入りし、株価はどの銘柄も大幅に下げております。
業績が良いのに株価が下がり続けるときはナンピン買いのチャンスなんじゃ。
業績が好調なのに、株価は大幅下落、これは市場が生み出すチャンスと見てよいでしょう。
皆さんが資産と笑顔に溢れることを祈っております。
それではまた、対酒当歌人生幾何。
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