こんにちは、Q太郎です。
昨年私の保有銘柄中、最も資産増加に貢献してくれたPDRファットダット不動産開発の株価の上昇が今年も止まりません、なぜそこまで昇龍銘柄なのか、背景にはいくつかの要因があります。
次のチャートはPDRの日足チャートになります。1月19日から始まった調整局面から元の株価まで回復しきれていない銘柄が多い中、PDRの株価は調整局面の跡がかすむ程の上昇です。
出典:VIETKABU
目 次
戸建てやマンションはデッドストック化しない工業製品
師曰く、「 投資においてものの見方を少し変えてみることも重要です、家やマンションは不動産というけれど、実は値崩れしない工業製品と見ることもできるのです。」
先生は不動産を不動産としてとらえるだけでなく、工業製品としてとらえることでまた違った見方ができると説いておりました。
私はテレビでもパソコンでも家電は型落ちモデルを安く購入することがよくあります、1年型落ちになるだけで、3割も4割も安く購入できます。販売する側からすれば、新商品が発売される前に売り切らないとデッドストックになってしまう為に必死です。
家電などの工業製品と同じように不動産もローン金利の上昇や、不景気により売れ残ることがありますが、デッドストックを恐れて投げ売りされることはありません。
経済が成長している国では、半年から1年程のサイクルで景気が循環し、また不動産が売れ出す為、売れ残った不動産の内装など多少手を加えることで、以前と同じかそれ以上の価格で売れることもあります。
実は不動産はデッドストックにならない工業製品なのです。不動産をそのような見方をすれば、家電や自動車などに比べ、デッドストックになるリスクの低いビジネスと捉えることができます。
大衆品より高級品の方が利幅は大きい
PDRファットダット不動産開発について特筆すべき点は、ホーチミン市を中心に高級住宅に特化している点です。
よく自動車1台当たりの利幅について、大衆車と高級車について比較される際に、高級車は大衆車の10倍とも20倍も利幅に差があるとも言われます。
私は実際にビジネスで物作りに携わっており、高級車でも大衆車でも部品の売値にそれ程差はありません。つまり原価は高級車でも大衆車でも、売り値程の差はありません。その差を生み出しているのは、ブランディングです。
しかしブランディングとは簡単なものではなく、イメージを高級化する広告戦略や、販売店の立地、接客など細部において高度化、高級化の確立が必要です。
それを確立できれば、高級ブランドとして高い利益率で効率的なビジネスが展開できます、それは売価が大きいアイテム程その効果が大きくなります、車より住宅の方がその効果が大きいことは容易に想像ができると思います。
PDRは例えるならば、不動産業界において、トヨタのヴィッツのような大衆車ではなく、レクサスのような高級車を市場に供給している不動産会社です。
実際にPDRの2020年度営業利益率は39.6%と驚愕の利益率を達成しております。
次の写真は同社の販売物件の資料から抜粋したものですが、日本人も羨むような高級物件です。
出典:PHATDAT HP
出典:PHATDAT HP
高級品販売で得られる利益を大衆品で補う為には、10倍、20倍も販売量を増やすしかありません、しかし不動産のような商品はネットショッピングのような、WEB販売での効率性の効果が効きにくいアイテムです。どうしても人による販売コストが避けられない商材なのです。
言い換えると高級品ブランディングによる利益倍増効果がより効率的に得られる商材なのです。
ETF組み入れにより株価が更に上昇
優れた経営戦略を持ち、株価が今後大幅に上昇することが期待できる銘柄を、投資ファンドが見逃す訳はありません、PDRを有力な上場投資信託の指数に組み入れるとの情報が確認されました。
出典:VIETKABU
この記事ではベトナム大手上場投資信託のDB X-Trackers FTSE Vietnam Index ETFが「 FTSE Vietnam Index 」の3月の組み入れ銘柄見直しで、PDRファットダット不動産開発を新たに組み入れ銘柄として追加したことが報じられておりました。
FTSE Vietnam Indexの時価総額は4億USD( 430億円 )になっております。これによりPDRには益々資金流入が加速し株価の上昇が期待できます。
私はPDRがダブルバガーを達成した為、半分利益確定しました。言い換えると残ったPDR株は原価0円で手に入れたようなものですので、株価の上げ下げは気になりません。
常々先生は値上がりする株程、益々値上がりすると説いていましたが、PDRの株価を見れば納得するしかありません。
それではまた、対酒当歌人生幾何。
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