こんにちは、Q太郎です。
私がいつも心掛けている新興国株投資の金言があります、それは新興国株投資の儲けは忍耐(ガマン)であることです。
投資の儲けはガマン料
師曰く「 新興国株式投資の儲けはガマン料、忍耐があれば9割方成功する 」
これは私が新興国株投資の師として、師事した邱永漢先生の言葉です。師はいつもこの金言と高度経済成長を経験した日本に生まれたアドバンテージを生かすことそれが資産形成に大いに役立つことを説いていました。
それは敗戦後、資源の無い日本は人的資源による加工貿易立国として成長し、そして衰退した歴史的経緯を学べば、それは同じプロセスを歩むであろう新興国株投資において参考になると。
そして新興国の経済成長のフェーズにおいて、どの産業に陽が当たりだすかを日本の経済成長のフェーズとなぞらえてとらえることでより的確な投資が可能となります。
但し新興国株投資は例えるならば、成長著しい幼児から成人の成長過程に投資しているようなものであり、一方日本は成長が終わり、衰退しつつある老化の過程にあるようなものです、幼児の段階では免疫力もない為、病気にかかったりして体調のアップダウンが激しいように、新興国株投資もこのアップダウンのボラティリティーに耐える「 ガマン 」を求められます。
この忍耐は米国高配当株投資のような「 時間的長さの忍耐 」とはかなり異質なものです。
このボラティリティーに耐える忍耐は、自分なりになぜこの銘柄が今下げているのか、なぜ急騰しはじめたのかを「 考え推理する楽しみ 」を与えてくれるからです。
それは子供の頃に夢中で読んだシャーロックホームズの推理小説を読んでいるような感覚です。一方で流行りの米国高配当株投資は、25年から30年の「 退屈で長い忍耐 」が要求される投資です。
時間的長さに耐える投資とジェットコースターのようなアップダウンに耐える投資は、個々人の投資目的により選択されます。
老後資金を確実に形成するならば、米国高配当株投資は最適な投資法であると考えますが、若くして資産形成を目指すならば「 ボラティティーに対するガマン 」が必要な新興国株投資が有効であると考えます。
では本当に新興国株投資における成功の秘訣がガマンかどうか、1例を上げてみます。
新興国株の不動産セクターを分析し、「 PDR 」ファットダット不動産開発を6月に購入しました。レ点がその購入ポイントです。
出典:SBI証券
レ点の6月に高値掴みをしてしまい、その後約3ヶ月「 ガマン、ガマン、ガマン 」の時期を耐え、10月末現在は
出典:sbi証券
爆上げ達成、このPDRは購入から3ヶ月で急上昇しましが、爆上げまでの期間は銘柄によりまちまちです。それでも6月に高値掴みをした後に、結構値下がりしましたがそこで狼狽売りをせず、ガマンの1字で耐える先には、上記のような「 絶 景 」が待っているのです。
ちなみにPDRは約73万円分購入し、株配もありキャピタル、インカムの両方で報われております。
出典:SBI証券
約64,000円の配当なので、8.7%の利回りになります。株配で一時的に株価は下がりましたが、アッという間に株配による値下り分を突き抜けているところにグロース株であることを実感します。
忍耐( ガマン )は誰でも持っている能力ですから、これだけで成功できるなら全員が成功できるはずです。でもそうならない所に新興国株投資の難しさと面白さがあるのかもしれません。
激しいボラティリティーで一時的に下げても、お酒でものみながらゆっくり回復をまつことにしましょう。
ではまた、対酒当歌人生幾何。
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