ACL : 地獄と天国

ACL

こんにちは、Q太郎です。

ベトナム株投資を始めて3ヶ月が過ぎた8月5日のランチタイムに衝撃の体験をしました。

地獄と天国

毎日12時15分に保有銘柄と気になっているベトナム株銘柄の株価をチェックします。

その日保有銘柄「 ACL クーロンフィッシュを確認するとなんと1日で51%も下落していました。

約340万円も投資していたので、ショックのあまり額と手にじっとり汗が滲んできました。

この下落率は中国株投資でも経験したことがなく、このような不測の事態は初めてでした。

倒産、空売りなど色々と頭をよぎりましたが、何せベトナム株の情報が少ない為、焦る気持ちでいっぱいでした。

その時今日は確か株式配当の権利落ち日であることを思いだし、確か20%の株配だったと薄っすら思いだしました。

私は新興国株投資ではキャピタルゲインのグロース1本槍の投資戦略でしたので、インカムゲインはおまけみたいに考え、あまり気にしておりませんでした。

株配による1株当たりの利益の希薄化=株価の下落は理解できましたが、51%は下落しすぎておりました、しかし他に情報もない為株式配当の案内画面をひらくとそこには、

「 1株につき1.2株の株式配当 」とあり、一瞬「 え 」と言葉につまりました。

それは20%ではなく、120%株式配当であることが記されておりました。

それで51%の株価下落が納得できました、ベトナム株は配当が良いと聞いたことはありましたが、まさかこれ程までとは思いませんでした。正に地獄から天国、宝くじに当選した気分でした。

神配当利回り

ACL 株式数

  • 当時の保有数:25,400株  
  • 新規割当株 :30,480株                 

但し外国人投資家は株式数は増えず、新規割当株を市場で売却された後に現金にて配当されます。

仮に権利落ち後の株価中心値(8月5日)が約70円なので、下記の金額が概算で予想されます。

株数30,480株×中心値70円/株=2,133,600円( 税引き前 )

素晴らしいことに、ベトナム株は外国人投資家の配当に対し無税(但し株式売却時キャピタルゲイン税0.1%あり)であり、日本国内の所得税と住民税の合計20.315%しか課税されません。

税引き後の想定入金金額:1,700,159円。

ACL 25,400株に投資した金額が約340万円で、想定配当金額170万円とすると、驚愕の利回り50%の神配当になります。

但しここにベトナム株特有の問題があり、その株式配当が証券会社にいつ届くかは、銘柄によりまちまちでひどいものは権利落ちから半年たっても、入金がない銘柄もあります。但し概ね権利落ち後、1.5~3ヶ月で入金になるようです。

また株式配当が証券会社に届いてからの売却の為、その時の時価により入金額が変動することです。

それでは実際の入金額は以下の通りです。

実際の受け取り金額は335,988,214ドンですので、1,525,386円(税引後)になります。

すると340万円の投資で、152万円の配当なので、利回り44.7%でした。これは株式が証券会社に割当られた10月に株価が下がっていた為、8月5日の権利落ち直後に予想した金額より減少しました。

もちろん株価は購入時価格まで戻っておりませんのでマイナスの状態ですが、中長期的には成長する銘柄なので当初の予定通り気長にホールドを継続します。

ベトナム株はグロース成長を期待しての購入でしたが、このようなインカムゲインが期待できるならば、今後はグロース投資戦略を主としながらも、インカムゲインも考慮した戦略を立てるべきだと思いました。

高配当銘柄の探し方

それでは高配当銘柄の探し方をご紹介します。

  1. VIETSTOCKのサイトを利用
  2. SBI証券HPを利用

VIETSTOCKと検索し、英語版で表示します。CORPORATEからEVENT CALENDARをクリックすると下記の画面が表示され、そのリスト中 Ex‐Right Dateが権利落ち日で、Event Typeが株配や現金配当などの配当の種類です。

 

      

出典:VIET STOCK

2にSBI証券会社でも銘柄を検索していると、銘柄名のとなりに赤いクエスチョンマークが表示されいるものがあり、その表示をクリックすると「 本日の注意銘柄 」の画面が開き、その一番下に株式配当の情報が掲載されておりますが現金配当情報は掲載されておりません。SBI証券のネットからの取引画には、VIETSTOCKのような一覧で現金配当や株式配当を確認できるような画面は現在のところはないようです。

つまりVIETSTOCKで現金・株配配当銘柄を見つけ、SBI証券で購入した場合に配当金が実行されるかどうかは電子交付書面が届き入金が確認できるまでは、その入金予定すら分からないようです。

私はある銘柄で現金配当銘柄も保有しておりますので、いつごろ実行されるかどうか楽しみにしているところです。

それではまた、対酒当歌人生幾何。

コメント

タイトルとURLをコピーしました