ベトナム株投資、物流セクターオススメ銘柄

こんにちは、Q太郎です。

2020年から続くコロナ禍による物流混乱は、物流会社の株価を大きく押し上げました。

投資家の中には物流銘柄は株価が割高になり、物流混乱が解消するにつれて株価も暴落するとの見方が大方の予想です。

しかし、大方の予想とは逆に私は物流セクターは2022年も強気に推移すると予測しております。

中でもオススメする銘柄は「　ＶＯＳベトナム海運　」です。

物流セクター追い風の背景、需給逼迫

コロナからの経済回復

先進国だけでなく、現在は発展途上国でもワクチンの接種が進みつつあります。

それに伴い各国の経済活動も急速に回復しつつあることをIMFは伝えております。

出展：IMF

2022年は2021年より経済成長は鈍化するものの、その経済活動は引き続き強いものがあります。

世界の労働人口、生産力などがコロナ前に仮に戻ったとしても、2022年の世界のGDP成長率4.4％がいかに高い水準かは過去のデータと比較をすれば明白です。

出展：ファイナンシャルスター

コロナ前2019年以前の過去9年間で、成長率4.4に達したことはありません。

コロナで傷ついた労働人口や生産設備が2019年レベルまで回復しないことは明らかである為、需給のひっ迫は今後数年レベルで継続すると予想されます。

それはプロのアナリストが物流逼迫の解消は2021年秋と予測し、その後は2022年旧正月（2月10日ごろ）と予測しておりますが、一行にその兆しが見えてこないことが何よりの証左です。

既にコロナだけでなく、複合的要因が物流に影響

現在の物流逼迫は、コロナ禍が猛威を振るい出したころに比べ、複数の要因が複合的に影響しております。

• 世界的パンデミックはウィルス変異を繰り返し、収束と再拡大により経済活動に影響
• 時給抑制と高齢化していたドライバーが運輸業界から離脱
• コンテナの非効率的運用により、コンテナ不足が慢性化
• 気候変動による水害と豪雪による物流の停滞
• ワクチン接種強制に反対するデモ
• 中国の電力抑制による工場稼働低下

身近なところでは、マクドナルドのポテトが一時販売を中止したり、トヨタがカナダオンタリオ州の工場の操業停止に追い込まれているなど、コロナだけではない要因が散見されます。

次の写真はワクチン接種義務化に反対するカナダのデモの写真です。

日本の海運会社の強気な見通し

このような物流逼迫の状況は、特に海運会社の業績に大きく影響いたします。

日本の海運会社はどこも強気な見通し

海運3社、異例の連続上方修正　コンテナ船好調で最高益

好調なコンテナ船事業を追い風に、海運大手3社の業績が急拡大している。2022年3月期の業績予想では、各社とも最終利益が最高を更新する見込みだ。新型コロナウイルス下の旺盛な巣ごもり消費や、北米を中心としたサプライチェーン（供給網）の混乱が想定以上に長引いており、昨年度から大幅な上方修正を繰り返す異例の事態となっている。

出展：日本経済新聞

相場の格言「　遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り　」

これは相場の格言で、遠くで戦争が起きた場合に、戦争が勃発した地域では物資が不足し、遠くの地から供給する為、好況になる傾向です。

一方近くで戦争が起きた場合はその影響を受けて業績低迷と株価暴落が起きやすいことを伝えた格言です。

現在のロシアとウクライナの緊張状態が、アジアの海運会社へ好影響をもたらしていることは、商船三井が第3Qの決算発表後に材料出尽くしで急落するどころか、上昇していることが示唆しております。

海運株は景気敏感株、ベトナム経済の浮沈と株価は連動

海運株は鉄鋼、非鉄、化学、卸売と並ぶ景気敏感株の代表各です、景気の動向に先行して動き易いことが知られているセクターです。

先日2022年のベトナム経済について興味深い記事をいつも有益な情報を提供されているVIETKABUサイト中で見つけました。

出展：VIETKABU

世界的な格付け会社のフィッチ・レーティングスは2022年のベトナムのGDP成長率を＋7.9％と高水準な予想しております。

2021年はワクチン接種の遅れから社会的隔離により、経済に大きなダメージが生じましたが、既にワクチン接種が高水準であることから、今後は昨年のようなロックダウンの可能性は低い公算です。

経済が大きく成長することが予想されるならば、景気敏感株の海運株の未来は明るいと考えられます。

業績黒字転換＋好業績継続＝株価爆上げの法則

海運株を取り巻く外部環境は前述の通りです、その海運株の中で私が追い続けてきた銘柄が「　VOSベトナム海運　」です。

概略：ベトナム海運

コアビジネス

• 海上輸送サービス：ドライバルク、コンテナの輸送。- 海運代理店業、複合輸送代理店業
  

この銘柄に注目していたのは、以下の株価爆上げの法則に当てはまる可能性があると読んでいた為です。

業績赤字から黒字業績転換＋好業績継続＝株価爆上げの法則

この法則が当てはまる例では、私が昨年10バガーとして的中させたAPSは、2019年が赤字、2020年黒字転換、2021年好業績定着の流れの中で株価が大暴騰しました。

以下APSの業績推移

出展：VIETSTCK

以下は株価の推移です。

APSの株価は2021年1月4日に5590VNDだったものが、2021年の11月15日には57500VNDを達成し、1年で10バガーを達成しました。

出展：VIETKABU

出展：VIETSTOCK

このような例は過去にもございます、SCI　SCI E＆Cは1年で15倍の驚愕の暴騰をしました。

SCIの2019年から2020年の業績推移は以下の通りです。

出展：VIETSTOCK

出展：VIETKABU

出展：VIETKABU

このような株価の暴騰は全て、業績に大きな変化が起きている時に現れる現象です。

それではそのような視点で、VOSの業績の推移を眺めると以下の通りです。

出展：vietstock

既に海運株は2020年に高値になっていた為、その海運株ブームに乗り遅れた投資家は、次の海運株として一早く熱視線をこの銘柄に送っておりました。

株価は業績の裏付けのないまま2021年に暴騰しましたが、私はこの暴騰は長くは続かないと思い、ツイッターで以下のように警告し、今購入すると痛い目に合うことを身銭を切って警告しました。

出展：ツイッター

出展：VIETKABU

この株価チャートは業績の裏付けがない暴騰は長くは続かないことを示唆しており、私は最高値で購入し以来含み損状態です。

しかし現在2021年の業績が確定し、その業績向上は神がかり的です。

ここ10日間の株価の動きに、潮目の変化を感じるような力強さを感じます。

出展：VIETKABU

そしてこの株価の動きは今年の東南アジアの経済再開を輸出が牽引していくことを示唆しております。

東南アジア、経済回復へ輸出主導、22年5.1％成長予測

【シンガポール=中野貴司】東南アジア経済は2022年、輸出主導の回復基調が続く見通しだ。主要国の中央銀行も相次ぎ政策金利の引き上げに踏み切る可能性が高まっている。ただ新たな変異型「オミクロン型」など新型コロナウイルスの感染状況次第では成長率が下振れするほか、利上げの遅れで通貨安を招くリスクもある。

出展：日本経済新聞

また海運会社の利益の先行指数である世界的海上運賃の指標バルチック海運指数は最高値を更新しております。

出展：バルチック海運指数

そしてより具体的なアジア発米国行きの海運市場を示すデカルトデータマインの１月はの結果は以下の通りです。

出展：物流ニュース

米国向けコンテナは19ヶ月連続のプラスが続いております。

出展：物流ニュース

ベトナム発米国むけコンテナは前月比2桁増と1月から既に力強い伸びを示しております。

一方2022年2月14日付けの株価はロシアのウクライナ侵攻のリスクが高まり、株式市場はリスクオフの様相です、VNインデックスも大暴落しております。

出展：SBI証券

そんなリスクオフムード一色の中で、ＶＯＳベトナム海運は力強い上昇を見せております。

出展：SBI証券

私は既にこの銘柄が射程距離に入っていた為、先週迷いなく「　買い　」の引き金を引くことができました。

この読みが的中するかどうかは、2022年の年末ごろには明らかになるでしょう。

まとめ、遅れて来た海運株VOSを見逃すな

• 海運株の強気継続：物流逼迫は複合要因があり回復には時間がかかる
• 日本の海運会社の強気予測
• 海運株は景気連動銘柄、フィッチ社予想ベトナムGDP＋7.9％
• 業績黒字転換＋好業績継続＝株価爆上げの法則

皆様の資産と笑顔が溢れることを祈っております。

それではまた、対酒当歌人生幾何。