こんにちは、Q太郎です。
北京オリンピックも終了し、ロシアのウクライナ侵攻の懸念が日に日に増していた2月24日(木)に遂にその心配が現実のものとなりました。
株価は世界的に暴落し、ベトナム株式市場も例外ではありませんでした。
戦争では銃に弾を込めますが、投資家は証券口座に現金弾を込めてチャンスを待ちます。
しかし、個人投資家にとって世界的有事こそ絶好の買い場になります。
そんな有事の株価大暴落時に仕込む銘柄は「 高値の花 」銘柄です。
目 次
世界的有事は5~10年のスパンで発生
師曰く、「 世界的経済危機は5年から10年のスパンで必ず起こる、その暴落時こそ株を仕込む絶好のチャンスなのです。」
世界的有事で相場は嵐に見舞われます、嵐の中を飛び出していけるかどうか、それが分かれ目です。
私は2015年の中国株の大暴落が起こる2日前に全ての銘柄を利確し、間一発難を逃れその後前述の師の言葉を信じ、現金を辛抱強く5年持ちつづけました。
そして世界的危機「 コロナ禍 」が2020年に発生し、ベトナム株に5年間温存した現金全てを投資しました。
歴史を振り返ると米国のブラックマンデー以降、世界的経済危機は約5~10年のスパンで発生していることが次のグラフから分かります。
また1980年代以前と以降では経済危機の発生スパンが近年非常に短くなっていることが分かります。
これは1980年代以降パソコンの普及により、演算と情報伝達速度が上がっていることが要因の1つとされております。
有事銘柄の選び方 3つのポイント
有事に買うべき銘柄選定は、私が普段やっている銘柄選定とは全くことなります。
私は通常社会背景的な追い風に乗り、且つ業績に加速的成長性が現れながら、今だ割安に放置されている銘柄を好みます。
しかし有事の狼狽暴落時の銘柄選定は全く異なります。
- 既に高値まで買い進まれている銘柄
- 業界1位か2位で時価総額が大きい銘柄
- 参入障壁が高く1強を作りやすいビジネスモデルを持つ銘柄
No1は既に高値まで買い進まれているとは、市場でその銘柄の人気が既に証明されていることを意味し、言い換えるとバーゲンセールのタイミングの無い銘柄です。
No2はその業界1位か2位とは、シェアがそれだけ大きいことを意味しており、また時価総額が大きいと個人投資家が束になっても、大きなボラティリテーが生じにくい銘柄です。
ベトナム市場はまだまだ個人投資家が多いので、時価総額の大きい銘柄は動きにくいんですね。
No3は参入障壁が高く、他社が用意に参入できないことを意味します、電力や水道などインフラ系が代表例です。
かつて私が中国株投資をしていた際に、2008年にリーマンショックが勃発し、株価が大暴落しました。
私は投入できる全てのお金をある銘柄に投じました、それが「 アリババ 」でした。
アリババは私が中国株投資を始めた2005年で既に高値の銘柄になってり、且つ業界で圧倒的首位を保ち、尚且つポータルサイトの特性上、首位が全ての客を奪う傾向でした。
そんなアリババは私にとって最高の「 高値の花 」でした。
底値の見つけるテクニカル分析2選
暴落時は一体どこまで株価が下がるのかを見極めて、底の底である大底で買い向かいたいものですが、それは誰にもできない業です。
但し私は投資をする上でテクニカル分析はあまり用いませんが、暴落時の底値の見極めには、次の2つのテクニカル分析を用いることがあります。
- ダブルボトム
- 逆三尊
出展:株の教科書.com
どちらも相場の転換を示すチャートの動きですが、いつもこのようにきれいな型を形成する分けではありませんので目安程度に考えておくほうが良いかと思います。
暴落時に買いたいベトナム株1選
世界的有事の狼狽売りの嵐の中で、買いたいベトナム株それは「 FPT 」です。
ベトナムを代表するIT企業で日本人にも人気の銘柄です。
事業内容はテクノロジー、テレコミュニケーション、投資と教育の3つのセグメントに分かれます。
近年その利益の構成は、テクノロジー、テレコミュニケーション、投資と教育と続き、中でもソフトウエアの輸出は税引き前利益の38.2%に上り、1億USDを突破してことが報じられております。
いつも有益な情報を提供しているVIETKABUサイトでそのことを報じております。
出展:VIETKABU
そのソフトウエア輸出に占める最大の輸出先は日本であり、ソフトウェア輸出に占める割合は50%超の最大の輸出先です。
業績は正にベトナム国の成長を表したような、安定の右肩上がりの成長を続けております。
出展:VIETSTOCK
EPSの増加も注目に値しますが、それ以上にPERが安定している点が無理な増資などを必要としないビジネスモデルを形成していることが伺えます。
出展:VIETSTOCK
安定した業績に裏付けられた株程、絶好の買い場を見つけることは困難です。
ただし昨年11月以降の株価調整局面が終わり、株価は底を打ち反転してきた矢先のロシアのウクライナ侵攻はもう一度株価を大底に引き戻す可能性があります。
株価は2月23日以降、ロシアのウクライナイ侵攻に引き釣り降ろされるようにじりじりと下げに転じております。
出展:VIETKABU
ウクライナに侵攻したロシアに対し、米欧は2月27日にSWIFT(国際銀行間通信協会)からロシアの銀行を除外することを決定しました。
SWIFTからのロシア銀行の除外は簡単に説明すると、ロシアの銀行に送金できなくなりビジネスの決済ができなくなることです。
これはロシア経済に決定的なダメージを与えるだけでなく、世界経済も広範囲に影響を受ける公算です。
従ってFPTの株価も大底の85,000VNDを試す可能性も排除できません。
出展:VIETKABU
まとめ
世界的な有事は業績好調で株価も高値まで買い進めらている「 高値の花 」銘柄の株価をつれ安で下げてしまいます。
それはベトナム株投資家にとって「 高値の花 」銘柄を購入する絶好のチャンスです。
- 世界的な有事は5~10年のスパンで発生
- 有事の銘柄選定は高値株×業界トップクラス×参入障壁高のビジネス
- 底値を見極めるテクニカル分析、ダブルボトムと逆三尊
- 有事の暴落で買いたい銘柄1選、FPT
皆様の資産と笑顔が溢れることを祈っております。
それではまた、対酒当歌人生幾何。
コメント
ずっと買いたいんですが、外人枠あかなくて買えないでいます。