ベトナム株投資2021年振り返りと2022年の投資において大切なこと

運用成績

こんにちはQ太郎です。

新たに年が明けて2022年がスタートしたので2021年を簡単に振り返りたいと思います。

またこの記事では2022年のベトナム株投資に向けて、何がもっとも大切なポイントなのかを解説したいと思います。

以下が2021年12月30日現在の資産状況です。

2020年5月に920万円でスタートした後、追加入金0円、運用のみでの結果です。

運用資産

出典:SBI証券

11月には2800万円を超えた資産は、12月の暴落で一時は2000万円を割り込むまでに暴落しましたが、このような状況で一番大切なことが、「 忍耐 」です。

2021年は資産爆増の年+12月危機でメンタルを試される

インフレの影響は特に製造業は避けられない

私のポートフォリオ中、製造業銘柄のDHCドンハイベンチェーは年初から夏ごろまでは原料高(インフレ)の影響は軽微で右肩上がりでした。

DHC株価チャート

出典:SBI証券

しかし8月になると原料高が業績を圧迫しだし、次第に株価は赤枠で囲んだように軟調な動きになりました。

インフレの時代は原材料を使用しない業種への投資がオススメ

一方原料高の影響を受けない業種では証券セクターがその筆頭になることを予想しておりましたので、時を同じくして証券セクターにお金が流れこみだしました。

APS株価チャート

私が年初に10バガーとご紹介したAPSアペック証券がそのころから昇龍化し始め、後に株価は2021年ハノイ証券市場で最も爆上げした銘柄としてVIETKABUで紹介されました。

危機に弱い小型株、APSの株価チャートは大暴落

12月は新型変異ウィルスの感染拡大とFRBの利上げ前倒しの2つのニュースが悪材料となり、秋口から加熱感のあった市場は一気に崩壊しました。

このような危機の際は流動性(市場での取引量)が少ない小型株は、逃げ遅れまいと売りが売りを呼ぶ展開となります。

APS株価チャート

出典:SBI証券

APSは高値60,000VNDから一時半値の30,000VNDを伺うところまで暴落しました。

この時に下り坂のジェットコースターから降りてしまったら勝負に負けることが分かっていたので、「 忍耐の一字 」で耐え忍びました。

2021年最大の決断、それは「 見切り千両 」+分散投資がおすすめ

ベトナム株スタート時から保有していたVHMを躊躇なく売却

ベトナム株投資を始めた時に一番最初にその業績が目にとまった銘柄が不動産銘柄VHMビンホームズでした、しかし過去の業績と株価の相関性が低いことだけが唯一懸念材料でした。

2021年8月に業績の割に上値が重いことを嫌気して、赤線でしめしたところでほとんどの株を売却しました。

Q太郎
Q太郎

株は買うより売るタイミングのほうが難しいですね

VHM株価チャート

出典:SBI証券
邱永漢先生
邱永漢先生

株は見切り千両、損した分は上がる株で取り返せばそれで良し

その後緑線で示した株価の下落サインであるダブルトップが形成され、黄色枠でしめした軟調な値動きになっていきました。

予想が難しい時は分散投資

秋口には米国のテーパリングの影響で、新興国から資金が逃げ出すのではなど様々な思惑が交錯しておりました。

米緩和縮小、新興国リスクなお 市場「悩める10カ国」注視(2021年9月9日)

世界の市場関係者の間で、新興国の財政に潜む脆弱さに警戒感がくすぶっている。米連邦準備理事会(FRB)は年内にも量的緩和の縮小(テーパリング)に踏み切る見通し。2013年の緩和縮小の過程では新興国から資金が流出する局面があった。今回、混乱は表面化していないが、新型コロナウイルス禍で財政状況が悪化した国も多い。市場では不安を抱える国を「苦悩する10カ国」と名付けるなど、リスクの洗い出しが進む。

出典:日本経済新聞
Q太郎
Q太郎

ベトナム株式市場の大半を国内投資家が支えている為、それ程心配はしておりませんでした。

複数の銘柄をピックアップする中で以下の銘柄を購入しました。

  • LHGロンハウ : 工場団地開発会社
  • PLCペトロリメックスペトロケミカル:アスファルトの会社
  • SHSサイゴンハノイ証券:証券会社

LHGは2020年から大暴騰した銘柄で、最近株価が軟調に推移していたが、非常に高収益な経営体質。

PLCはアスファルトを売る会社で、今後インフラ開発の増加で同製品は販売増の予測。

SHSは好業績の割に株価が出遅れていた証券株。

以下が前述の3銘柄を含む私のポートフォリオ(2021年12月30日現在)になります。

PF

PF

LHGはまだそれほど含み益がありませんが、SHSとPLCは8月に購入し12月の暴落をうけても20%以上含み益があります。

VHMを売却し、この3銘柄を加えることでポートフォリオに占める不動産の割合を減らし、証券会社を増やしました。

不動産株を減らした背景には、中国の恒大集団のデフォルト懸念を受けて、ベトナム政府も引き締めが厳しくなるとの思惑からでした。

以下の記事は不動産投資の引き締めを予感させる記事です。

VIETKABU

出典:VIETKABU

いつも有益な情報を提供されているVIETKABUで不動産へのお金の流れが厳しくなっている内容を発見し、早晩不動銘柄の株価も軟調になることを予測。

結果ポートフォリオは不動産、証券、製造業をメインに以前よりも分散性を高めました。

2022年の大切なこと「 株式投資は忍耐 」

毎年年初に必ず師の教えを思いだします、「 株の儲けはガマン料 」

邱永漢先生
邱永漢先生

株の儲けはガマン料、1にガマン、2にガマン。

実際私の保有するACLは150万円程の含み損を抱えておりましたが、今はその損も20万円を切るところまで縮小しております。

Q太郎
Q太郎

ACLは今年期待の銘柄です、ガマン、ガマン。

私はこの銘柄について2020年9月ごろからずっと忍耐を強いられおります。

またHPGも昨年5月末に購入してからほとんど黒字化しておりませんが、ガマンの1字で保有し続けております、資金さえあれば今の安値ならナンピン買いをしたいぐらいです。

プロでも勝ち続けるのが難しい株式相場で、むやみに売り買いを繰返すよりもそのセクターのトップ3ぐらいの銘柄をガチホするのが堅実に勝てる新興国ベトナム株投資の大切なポイントです。

まとめ:2021年振り返りと2022年の大切なこと

  • 2021年は年中盤からインフレに影響されない証券銘柄で資産爆増
  • 12月に株価暴落の危機が生じたが「 忍耐の1字 」で動揺せず
  • 時に株を見切ることも必要
  • 予測が難しいときは分散性UP
  • 2022年へむけて「 忍耐でガチホ 」

2022年は年中盤から原材料価格も落ち着きを取り戻すと予想されます、すでに商品市場(コモディティー)の中には値上がり幅が縮小しているものも散見されます。

そうなれば特に製造業で現在株価が低迷している銘柄、またコロナ収束により消費関連株も目が離せない銘柄になると考えます。

そして大きなトレンドとして把握しておきたいのが、ドルに対しても円に対してもベトナム通貨ドンは上昇している点です、これはベトナムドンにドルと円からお金が移動している証左です。

ドルドンチャート

出典:Investing.com

ドンは円に対して2020年から急激に高くなっております。

ドン円チャート

出典:SBI証券

株価高騰×高配当金×為替優位=資産爆増

みなさんの資産と笑顔が今年も溢れることを祈っております。

それではまた、対酒当歌人生幾何

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