こんにちは、Q太郎です。
2021年が始まり今年はどのベトナム株銘柄が急騰するのか非常に気になるところです。2020年は100年に1度の危機が発生し、各国が怒涛の如く金融緩和を続け、市場に溢れかえったお金はどこに向かうのか?
目 次
急増する証券口座開設数 : それはマネー流入の兆し
師曰く、「 経済が急成長する時、必ず証券マンが肩で風をきって歩く時がやってきます。」
私が中国株投資をしていた2010年ごろ、証券会社株でかなり儲けさせていただきました。日本のバブル時でも、中国でも国こそ違えども経済が成長する過程で、必ず証券会社に陽が当たるのは世の常です。
それはベトナム株でも同じことが繰り替えされる公算です。
12月28日付けのVIETKABUサイトに非常に興味深い記事を見つけました。
出典 : VIET KABU
この記事で2020年1月~11月の新規口座開設数は33万口座を超え、2019年度通期口座開設数を75%上回り、その個人投資家が売買を牽引していると報告されております。興味深いのは海外投資家は流出している現状でこれだけ売買が伸びている点です。
誰しも経験があるとは思いますが、口座を開設して資金全てを一度に全額投資し、毎日売買する人おりません、みなさん少額の資金で少しづつ取引に慣れ、経験を積み上げていきます。
例えるならば、車の免許をとったばかりで、高速道路を160㎞でぶっ飛ばす人はいないと思います、少しづつ運転に慣れて、速度をあげても運転できるようになっていくものです。
個人投資家も、口座を開設し半年から1年は慎重に売買を進めていきます、言い換えれば昨年2020年に株式投資デビューした投資家が全力で投資のアクセルを踏みだすのは今年2021年からになります。
そこで売りでも、買いでも言い換えれば投資家が得をしても損をしても、しっかり手数料を徴収できるまるで博打の胴元のような商売が証券会社です。
その証券会社株に資金が流入しないはずがありません、既にその兆候は昨年後半に現れつつあり、最安値から3倍、4倍と値上がりしている銘柄が現れつつあります。
驚異的値上がり5倍株 : その特徴とは?
1月1日に証券会社セクターを調べていると、1年で脅威的高騰、株価5倍株を見つけました。
出典 : VIETKABU
それはVIX証券です。
このような超高騰銘柄に何か傾向がないか調べてみました。
2020年の1年間で3倍以上に高騰した7銘柄を抽出し調べましたところ、下記の共通点がありました。
対象銘柄:AGR、VIC、PSI、SHS、VIG、VIX、SSI
- 2019年の営業利益が2018年比でマイナス:結果5社
- 2020年の営業利益が2019年比でプラス :結果5社
- EPSが2019年比でアップ : 結果5社
このように2019年の営業利益が2018年比で減少し、2020年で営業利益が回復し、EPSが2019年比で増加に転じている共通点がありました。ではこの共通点があり、未だ回復が出遅れている銘柄を調べましたところその銘柄はAPS アペック証券になります。
2019年に営業利益が赤字に転落しましたが、2020年に黒字化しEPSも赤字から黒字に転換しました。既に11月は2,800VNDで前後していたものが、12月になると4,600VNDと60%以上急騰しております。
12月28日現在三角持ち合いを形成し調整局面を迎えております、この調整は2017年8月の46,000VNDが上値抵抗線としてブレイクアウトできずにおります。
出典 : SBI証券
下記は2017年の営業利益と2020年Q1からQ3までの営業利益の合計、また各PERになります。
- 2017年:13,016百万VND / PER : 12.4倍
- 2020年:20,568百万VND / PER : 5倍(推定)
今年は昨年から続く各国の金融緩和により、株価も高PERに動きやすい為、上にブレイクアウトすることが予想されます。
因みにその前の高値が2014年の株価8,400VNDで当時の営業利益は16,350百万VNDです。
三角持ち合いが上にブレイクアウトすれば、8400VNDを目指して急騰することが予測されます。
ベトナムの人々も生活が豊かになり、資金を証券市場で運用できるようになりつつあります、口座開設数の激増はその証左であり、今年は証券会社株の年になることを予感させます。
それではまた、対酒当歌人生幾何。
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