HVN : ベトナム航空、最浮上なるか

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こんには、Q太郎です。

今回は航空株について解説していきたいと思います。

航空株 そのイメージとは対照的に株価は低空飛行

師曰く「 航空株 あんな難しい商売はダメ。ガソリンが値上がりしてもダメ、従業員にストをされてもダメ、病気が蔓延してもダメ、さらに墜落したらもっとダメ。つまり飛行機は空高く、株価はいつも低空飛行ですね。 」

邱先生は年間の飛行機利用は非常多かったのですが、株主優待などがある航空株を薦めたことは一度もありませんでした。

私が学生だったころ、ANAやJALに就職する同級生がいました。当時は優秀で且エリートに見えましたが、昨今の状況を思うと学生とは何と表面のイメージに騙され易く、「 本質 」を見抜けないものだなと思います。

商売にはそもそも、低リスク低リターンな商売と、高リスク高リターンな商売がありますが、航空ビジネスは高リスク低リターンな商売で、投資家としては最も敬遠したいセクターです。

なぜそう思うかというと、そもそもビジネスにおける固定費の割合が大きい商売はリスクが高く、難しい商売だからです。固定費とは売上にかかわらず必ず発生する費用、例えば人件費、地代家賃、リース料などです。航空ビジネスは機体リース料、空港使用料など固定費ビジネスの代表セクターです。

固定費が高いと今回のようなコロナ禍においては、柔軟にコスト圧縮が出来ず、赤字に陥ってしまいます。但し航空は国の重要なインフラ産業の為、国も放置できません。

そこで11月17日にベトナムでは、フラッグキャリアであるベトナム航空に国会で特別救済措置が採決されました。これを受けて株価は多少持ち直しつつあります。

今回の国会で採択された決議は中央銀行が貸付基準金利=リファイナンスレート(現行4%)を優遇金利で約182億円をベトナム航空に貸し出すとの内容でした。

ベトナム航空にはANAも8.8%出資しており、日本でも馴染みのある方もいらぅしゃるかと思いますが、私は1mmも興味がわきませんでした。

航空株:株主優待利用が戦略的か?

このコロナ禍において、航空株の未来について著名投資家はどのように考えているか気になっておりましたが、ウォーレンバフェットはそのポートフォリオから一掃してしまいました。

出典:日本経済新聞

一方で人はお金に余裕がでてきたら、旅行にお金を出すことは間違いありませんし、昨年までの日本のインバウンド需要を豊かになった中国人旅行客の爆買いが支えてきたことも事実です。ZOOMなどのネットコミュニケーションが増えても旅行需要がなくなることはありません。

従って航空株はそのエアラインを頻繁に利用する方が株主優待などを利用して、インカムゲイン、キャピタルゲイン以上にメリットを享受できる場合にオススメかと思います。

私の周りには、航空株を保有して株主優待でメリットを享受し、ラウンジでただ酒をたらふく飲み、遂には北川景子似の奥さんとなる方までそのエアラインから享受した方もいました。

但しベトナムの航空会社株を保有していて株主優待が得られるかは私はわかりませんし、今後も航空株を買うこともありません。

それではまた、対酒当歌人生幾何。

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