ベトナム株、お金の潮目に変調あり

オススメ証券会社

こんにちは、Q太郎です。

ベトナム株の代表的な指数、VNインデックスも今年4月のミニブレイクから順調に回復し、1300ポイント手前で足踏みをしております。

邱永漢先生
邱永漢先生

このような嵐の前の静かな時程思考をめぐらす時期なのです。

しかし、この足踏み期間を超えるといよいよ爆上げの時期到来です。

このようなタイミングでは変化の兆しが現れるものです、変化の兆しを探す有効な方法はお金の動きに着目することが重要です。

私はお金の潮目が変わりつつあるセクターとして注目しているのが、証券会社セクターです。

お金の流れに変化の兆し、お金の後ろ髪を見失うな

お金は非常に敏感な生き物です、自分が一番成長できる場所にいち早く動く性質があります。

銀行預金金利低下、ついに預金から逃げ出し始めた。

昨年は10%前後の高い預金金利を設定した銀行が散見されましたが、現在は多くの銀行が5%を下回る預金金利まで低下してしまいました。

これではベトナム人が他の投資先に目が向いてしまうのは無理もないことです。

Q太郎
Q太郎

預金金利7%、10年で元本2倍と考えれば、5%の銀行預金金利は魅力がないですね!

その傾向が今年に入りデータとしても現れだしました。

預金流失

出所:VN EXPRESS

預金から逃げ出したお金の向かう先は?、それはベトナム株、金、米株はたまた預金?

お金は常に自分が成長できる苗床を探しております、現在2022年の金融引き締め以降長らく低迷していた株式市場にも、昨年より幾度かの調整局面を乗り越えながら着実に資金は戻りつつあります。

それを示唆する株式取引口座開設数の増加が以下のWEB NEWSで報じられております。

出所:VN EXPRESS

但し、現在はお金の行先は複数選択枝があり、一辺倒に株式市場に流れ込んでいない状況がVNインデックス指数が1300ポイントをブレイクできない理由かもしれません。

ゴールド

金価格も最高値を更新し、世界中から有事の投資先として注目を集めております。

米国株式市市場

出所:経済のネタ帳

そして米国の利下げ観測を背景に高値を更新する米国株式市場はまだまだ世界中の資金を集める引力を保持しております。

またここ数ヶ月ベトナムの銀行預金金利が少し回復しただけでも、銀行預金へ一時的にお金が戻りつつあるのは、お金が行先を決めかねていることを示唆しております。

出所:VIETKABU

預金金利がわずかに回復しても、5%にも届かないのであれば、インフレヘッジとしては力不足です、ベトナム株式市場の力強い回復がお金の行先を決めるトリガーになる日は近いと思います。

お金の通り道で手数料を稼ぐビジネス、それが証券会社

日本のバブル時代も証券マンは肩で風を切って歩いていたと聞いております、それぐらい儲かるのが証券会社のビジネスです。

利益率が高いことが証券会社の手数料ビジネスの魅力

2024年3月期にトヨタが過去最高の営業利益を達成したことは記憶に新しいですが、製造業は意外にも利益率は低いのです。

邱永漢先生
邱永漢先生

利益率が高い業種は生産性が高い業種なんじゃ!

次のデータは産業別の利益率を示した表になりますが、このランキングに製造業が少ないことが伺えます。

利益率

出所:業界動向リサーチ

ランキング1位から10位までに質量を伴うビジネスは4位海運、5位半導体製造装置、6位玩具の3つだけで、それ以外は情報やお金などの質量を伴わないビジネスです。

中でも1位のネット証券会社と8位の証券会社が示唆するように、証券会社の利益率の高さは刮目すべき点です。

2024年第一Qの結果はベトナム証券会社にとって力強さに欠く結果

証券会社大手3社の2024年第一Qの業績は以下の通りです。

SSI証券

SSI業績

出所:VIETSTOCK

VNDダイレクト証券

VND証券

出所:VIETSTOCK

ベトキャップ証券

ベトキャップ証券

出所:VIETSTOCK

大手3社の売上の伸びは2023年第4Qと比較してもまだ復調の兆しはありません。

しかし、そんな証券会社セクターにも変化の兆しは現れつつあります。

Q太郎
Q太郎

誰もが見放したころに投資するのが王道かもね。

4月のミニブレイク前の株価を伺う銘柄も現れ始めた

前述したような業績が冴えない銘柄多い証券会社セクターですが、その中でも4月の株価ミニブレイクの前を伺う、またはそれ以前の高値を突き抜け出した株も現れだしております。

MBS

出所:VIETKABU

FTS

FRT

出所:VIETKABU

MBSが4月のミニブレイクから大きく突き抜け出した理由は、今年の第二Qの業績に明確な回復基調が確認された為です。

MBS

出所:VIETSTOCK

7月に入り第二Qの結果が続々と発表されますので、業績発表から目が離せません。

オススメ証券会社3選

証券会社に追い風が吹くなら、具体的にはどんな銘柄オススメなのか?、それぞれの背景を基に選んでみました。

証拠金取引が活況になるなら資本金重視でSSI証券

証拠金取引とは少額の資本で大きな取引を行う手法です、預けた資金の何倍もの取引ができるのは、証券会社がその資金差を補っているからです。

邱永漢先生
邱永漢先生

昨今の証券会社による増資は見逃せない動きです。

従って資本力の大きなSSI証券は有利な立場にあると言えます。

昨年から続々と証券会社の増資が発表されていることは、証拠金取引が今年活発になることを示唆しております。

出所:VIETKABU

AIの進化と金融の融合に期待するならFTS証券

ベトナムIT企業最大手FPTが大株主の証券会社、FTS証券です。

AIの進化は金融業との親和性が非常に高いとみております、そうであればFPTを大株主に持つ証券会社はAI進化の追い風に乗る最有力候補です。

Q太郎
Q太郎

AIとの親和性の高いセクターは証券会社や銀行株などがその1番手ですね。

またこの銘柄はSBIファイナンシャルグループも株主として参画しており、日本企業によるガバナンスが期待ですます。

FTS証券 株主構成

出所:VIETSTOCK

10バガーよ再び、APS証券で一発逆転

10バガーとは1年で株価が10倍になる銘柄のことを表した言葉で、投資家なら誰もがこんな銘柄に投資できたらなと心が躍ります。

私は2021年年初にある銘柄が10バガー銘柄であると予想し購入しました。

Q太郎
Q太郎

10バガー株は意外に身近にあったりすんですね!

その当時の記事を以下にご紹介します。

そしてその年にこの銘柄はもっとも値上がりした銘柄として、ネットメディアで紹介されました。

出所:VIETKABU

10バガー銘柄の特徴を過去の記事で紹介しておりますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

因みに投資元本はサッサと回収しましたので、残った株は元手0円の為、その後株価が下がっても、全く痛みを感じない状況で今もホールドしております。

大幅赤字から黒字へのタイミングは株価の大きな変化点

APSは過去かなり長い期間赤字に陥り、株価も低迷しておりました。

APS株価

出所:VIETKABU

株価が大幅に下落したAPSにも少しづつ業績に変化の兆しが現れだしております。

ASP

出所:VIETSTOCK

漸く第一Qが黒字化してきましたが、まだ一株当たりの利益を示すPESがマイナスなので株価が回復する為には第二Qの業績発表が待たれます。

10バガー投資、失敗しても成功しても人生に彩りを与える投資

宝くじを買う人は結構いるかもしれません、でも宝くじはその運を神様にゆだねる取引です。

それは当たらなければただの紙切れ。

一方10バガー株に投資するのは、それなりに根拠のある投資です、ポートフォリオの10%ぐらいをそんな投資に振りむけて見ても、ポートフォリオに彩りを与えるのではないでしょうか?

当たれば酒のつまみになる投資話、当たらなければ投資家仲間で笑いを共有できる話、失敗しても人生の投資経験に彩りを与えてくれると思います。

Q太郎
Q太郎

失敗もまたその人の人生に味わいを与えてくれるものですね。

邱永漢先生
邱永漢先生

私だって沢山失敗しているからこそ資産を築けたのですよ。

まとめ

ベトナムのお金の流れの潮目に変化あり、銀行預金の金利低下、銀行預金から流出した個人マネーは何処に向かうのか?

邱永漢先生
邱永漢先生

お金の流れの潮目の変化を見逃してはいけません。

株価も高値天井にぶつかり、不動産もいまだにパっとしない状況で、個人の証券口座開設数が急増していることは、遠くない将来証券セクターに追い風が吹くことを示唆しております。

そんな証券会社セクターを3つの切り口で注目してみてはいかがでしょうか?

  1. 証拠金取引の増加で注目の銘柄:SSI証券
  2. AI技術進化の恩恵を受ける銘柄:FST証券
  3. 10バガー投資:APS証券

皆さんの資産と笑顔が溢れることを祈っております、対酒当歌人生幾何。

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