新興国への資金流入 : その資金はどの国が飲み込んでいるのか?

為替

こんにちは、Q太郎です。

昨年12月3日の日経新聞に興味深い記事を見つけましたのでご紹介致します。

出典:日経新聞

投資資金の流入先、それは爆食中国

師曰く、「 お金の流れを知りたければ為替に目を向けてください。 」

先生はよくお金の流れを読み解く際に為替を参考にすることを説いておりました。

前述の記事は、新型コロナウィルスのワクチン開発が進み、リスク資産への投資意欲が急回復していることが記載されておりました。そのリスク資産の中で11月は新興国株398億ドル、債券367億ドルの買い越しでいずれも今年最大となったことが報告されておりました。

それではその新興国へ向かった資金はどの国に流れ込んでいるのか、それを解く1つの指標が為替です。資金が流入した国ではその国の通貨に換金され運用されます、従いました資金が流入している国の通貨は通貨高に、流出している国の通貨は通貨安になる傾向があります。

そこで対ドルで中国元、ベトナムドン、の2つの通貨の昨年1年の為替の変動を確認します。

出典:オンライン通貨コンバータ

出典:オンライン通貨コンバータ

このようにこの昨年1年間でドルが元に対し9.68%下落、ベトナムドンに対し2.9%下落しております。これはドルが売られ、元やドンが買われております、つまり通貨が買われていることはその国に通貨が流入している証左です。

米から少しづつ流れだした遊資はその経済規模から中国に流れつつあります。

2019年GDPの規模が中国が14,731,806百万USD、一方ベトナムは329,537百万USDと中国はベトナムの約44倍の規模を有します、従ってバケツコップぐらいの差があります。

成長著しい小学生のようなコップと既に成人年齢を過ぎたバケツ、資産を最速で増加させる器はどちらでしょうか?

それではまた、対酒当歌人生幾何。

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