こんにちは、Q太郎です。
1月19日のベトナム株全面安から続く株価調整局面、個人投資家の狼狽売りが売りを呼んでおります、これは投資の経験が浅い、新興国株式市場ではよく見られる傾向です。言い換えるとこの調整局面は、優良銘柄の絶好の買い場になります。
ウオッチリストの上位に挙げているものの、高値でなかなか手がだしずらい銘柄として、DBCダバコグループに今回注目しました。
この会社は年25万トンの家畜用飼料を生産する飼料メーカーです、今回の調整局面で、株価は高値から28%以上も下落しております。
出典: SBI証券
目 次
下げ相場は高値銘柄購入の絶好の機会
師曰く、「 高値株と安値株、やはり高値株には高値の理由があり、高い株程よく上がるのです。高価なブランド品も年に1回ぐらいはバーゲンセールがあるように、株価にも調整局面は必ずあります。」
先生は2,000年代初頭中国株に投資していた際に、よく安値株と高値株について、このように説いておりました。意図するところは私も理解しておりましたが、なかなか株価のバーゲンセールに出くわすことはありませんでした。
今回のベトナム株の調整局面は前述のバーゲンセールに該当すると考えます、昨年11月ごろから続いた株価の高騰もここらで一休みすることは至極自然なことでり、同時に絶好の買い場になります。
国産生鮮肉を好む嗜好性
ベトナムでは2019年アフリカ豚熱の影響で、豚肉が不足した為に輸入を解禁しましたが、ベトナム人の嗜好性から不振に終わったことが報告されておりました。
出典: JETRO
これは国内の豚肉、鳥肉の価格が多少値上げになっても、輸入品に流れにくに傾向を示しております。
穀物価格上昇の影響は?
一方で現在各国の中央銀行が発行する大量のマネーは、コモデティ市場にも流れこんでおり、中でもトウモロコシの価格を押し上げつつあります。
出典 : 日本農業新聞
トウモロコシなどの穀物は養豚、養鶏など家畜飼料の重要な原料となる為、その価格高騰をうまく商品価格に転嫁かできるかどうかが業績を左右します。
そこで2008年の穀物価格暴騰時のDBCの株価を調べることにより、原料価格高騰についてどのように対処できたかが分かります。
出典:VIETSTOCK
グラフ左側2008年4月からの年末にかけて株価は大きく乱高下して、2009年の暴騰に繋がっております。2008年の税引き前利益はなんと前年2007年の2倍以上となっており、穀物価格上昇をうまく好業績に結びつけたことにより、2008年からの株価の暴騰になったと読み取れます。
現在もベトナム株の価格整局面が続いており、DBCダバコグループの未来に期待する投資家にとって仕入れごろかと思います。
それではまた、対酒当歌人生幾何。
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