こんにちは、Q太郎です。
米国の大統領選挙において、接戦を制しバイデンが大統領選に勝利しました。バイデン政権の政策方針は早くも新興国市場へ遊資を招きいれているようです。
目 次
資産運用会社ブラックロック:新興国市場をオーバーウエイトに引き上げ
師曰く「 お金の動きは非常に早く、誰よりも早く自分が増殖できる場所求めて移動します。その後ろ髪を離してはいけません。」
世界最大の資産運用会社ブラックロックのグローバル投資チーフストラテジスト マイクパイル氏はバイデン政権誕生後は全体的にリスクオンの傾向になることを予測。とりわけ下記の4つのポイントによりアジアの新興国市場をオーバーウェイトに引き上げた。
財政支出拡大
外交政策
ドル安
実質マイナス金利
一方で円高による日本の輸出企業への影響を懸念し、アンダーウェイトに日本を引き下げた。
抜粋:Investing.com
新興国株EFTへ資金流入
新興国市場に投資する上場投資信託ETFは先週、10ヶ月ぶりの大量資金が流入。米国に上場する新興国ETFの資金動向は6日終了週に約2480億円の純増、週間単位では1月中旬以降最大の流入となった。
抜粋:Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-10/QJJQ7NT1UM0W01
出典:Bloomberg
上記マイクパイル氏の見解4点中、3点は下記を根拠としているのかと推察されます。
- 財政支出拡大:ブルーウェーブが回避されてもインフラ、環境、教育等は長期的支出拡大。
- 外交政策 :過度な関税による保護貿易を緩和、トランプ政権以前の状態に回帰。
- ドル安 :新興国のドル建て債務の負担が軽減
4つ目の実質マイナス金利は理解できませんでした、FRBパウエル議長はトランプ大統領からあれだけ強く要求されたマイナス金利政策をドルの信認低下を招き、適切な政策対応になる可能性は低いと一顧だにしませんでした。
お金の後ろ髪を見失わないようにこの11月は市場の動きから目を離せませんね。
それではまた、対酒当歌人生幾何。
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