こんにちは、Q太郎です。
最近のベトナム株は急激な下落の嵐に見舞われております。
ベトナム株の代表的指数、VNインデックスは一時は直近高値1528VNDに僅差まで迫りました。
上値はなかな重いのう
しかしその後は4月に入ると下落の一途、節目の1400VNDを瞬殺し、4月25日に1310VNDをつけました。
この記事では株価下落の不安に苛まれているベトナム株ホルダーにとって一服の清涼剤となれば幸いです。
目 次
世界はリスクオフムード
世界の株価は主に以下の経済的、政治的は背景を理由としてリスクオフに動いている公算です。
- 米国の金融引き締め、急速な利上げがリセッションを招く
- ウクライナ危機、ユーロ経済に忍び寄るエネルギー価格高騰の津波
- 中国のゼロコロナ政策によるロックダウン
- 終息が遠いコロナ禍が今だ半導体などの供給に影響
世界の主要指数は総じて下落
この1ヶ月間世界の株価の騰落を示した表です、下落を意味する緑色で塗りつぶされております。
出展:Investing.com
ベトナムの代表的指数VNインデックスも下落
ベトナム株も4月に入ると急激な株価下落に直面しております。
出展:SBI証券
自分だけが株価下落の嵐に飲み込まれているのではありません
ベトナムの代表的な指数がこれだけ下げているのですから、個別銘柄をお持ちの方は軒並み含み損銘柄がポートフォリオに増えてきているのではないでしょうか?
こんな時は不安のあまり、自分だけが株価下落を受けているような気持ちになります。
あなた一人だけではありませんよ
しかしこのような世界的な株価下落は等しく多くの投資家が株価下落の嵐に飲み込まれておりますので、過度に不安になる必要はありません。
私も一時2800万円を伺うところまで膨らんだ資産は、1800万円を下回るまで溶けてしまいました。
株式投資の儲けはガマン料
私がベトナム株投資をスタートした当初から保有している水産銘柄、ACLクーロンフィッシュがいよいよ同意づいてきた兆候がみられます。
1日で株価が半値になったACL
ACLクーロンフィッシュは私がベトナム株投資をスタートして直ぐに購入した銘柄です、340万円近く投資した銘柄は、その後まもなく強烈な株配により株価は1日で半値以下になりました。
以下の記事で当時の株配の様子を伝えております。
この記事を書いた当時は、株配で調整下落した株価も半年ぐらいで元に戻ると思っていました。
しかし含み損が解消するまでに、約2年近い時間がかかることを当時は全く予想できませんでした。
約2年間、私に忍耐を要求し続けたACL
株配による実質的な損失が大きい訳ではないのですが、株価調整による株価の含み損(マイナス状態)の表示は投資家のメンタルを病みさせます。
以下の記事は2021年8月に資産運用結果を報告した記事です。
この記事の中でACLが当時もまだ138万円も含み損状態であることが分かります。
何度も折れそうになる私のメンタルを支えた言葉は次の言葉でした。
師曰く「 株の儲けはガマン料、業績がよくなれば株価は何度でも蘇る 」
業績の回復に株価はトビウオのように反応
私は師の言葉が今でも通用する不変の真理であることをこの4月に実感しました。
以下の表はACLの2022年1-3月期の業績を表したものです。
出展:VIETSTOCK
税引き後利益が、2021年第4Qの4倍弱まで回復しております。
これによりPES(1株当たりの純利益)は以下のように改善しております。
出展:VIETSTOCK
この業績結果が市場に伝わるとACLの株価はトビウオのように反応しだしました。
出展:SBI証券
水産株オススメの3択
私は過去に水産株で3銘柄を推奨しております。
- VHC:ビンホア水産
- ANV:ナムベト水産
- ACL:クーロンフッシュ
以下の記事でこの3銘柄について解説しております。
私がACLを選んだ理由
私がオススメ3銘柄の中からACLを購入した理由は以下の通りです。
- 1度暴騰した株は、2度、3度暴騰
- 中東を主要輸出先としている為
1つ目の理由の1度暴騰した株は、その後2度、3度暴騰が続く傾向にあります。
これは推測ですが、高ボラティティーを好む投資家の目に留まり、次こそは自分もその波に乗りたいと思う投資家の注目を集める為だと思います。
中東の各国はオイルマネーで潤っとるの
2つ目は中東を主要輸出先としている点です、昨今の原油価格高騰は中東各国を経済的に潤す公算です。
他2銘柄の主要輸出先と懸念材料は以下の通りです。
- VHC:アメリカ:利上げ後に訪れるリセッション
- ANV:中国:都市封鎖(ロックダウン)が消費を冷やす可能性
ACLも欧州に輸出しており、ウクライナ危機の影響は今後懸念されますが、影響は限定的かと思われます。
チャンスの神様の前髪を掴め
チャンスの神様はいつもいるとは限りません、チャンスと思った時は直ぐに行動に移せるように日頃から思考を整理しておく必要があります。
増資銘柄が売却候補1番手
ACLを追加購入したいのですが、残念ながら手元資金はほとんどありません。
こんな時の為に日頃から売却銘柄を決めておくことをオススメします。
日頃からこのような準備をしておくことが大切ですね
この時に売却した銘柄はPDRファットダット不動産です。
理由は以下の通りです。
- 中国不動産バブルの崩壊に警戒するベトナム政府
- 不動産会社社債発行に対する規制強化
- チャートが示す上値の重さ
- 近日大規模な株配を控えていた
特にNo3のチャートの動きに力強さを感じられません、チャートの弱さを示すダブルトップが複数発生しております。
出展:SBI証券
また過去に何度か株配を経験しておりましたが、この時も大規模な株配を控えておりました、株配後の株価大幅調整を考慮すると売却候補1番手でした。
出展:SBI証券
そして株価が調整される権利落ち日前日に約100万円分を利確しました。
権利落ち後の株価調整は以下の通りです。
出展:SBI証券
いつもチャンスの神様は前髪しかないと言われておりますので、PDRを売却し、ACL購入に迷いはありませんでした。
株価下落の嵐の中で、ACLクーロンフィッシュ追加購入
株価の下落がいつ止むともわからない状態で、PDRを売却しACLを追加購入しました。
出展:SBI証券
まとめ
現在ベトナム株は株価の急激な下落に見舞われておりますが、過度にうろたえる必要はありません、なぜなら業績が好調であれば、株価は何度でも蘇るからです。
私はベトナム株を始めた当初に購入したACLクーロンフィッシュは強烈な株配による株価調整で株価は半値以下になり、その後コロナ禍による業績不振で、株価は大幅な含み損になりました。
出展:SBI証券
しかし、業績回復を信じガマンにガマンを重ね約2年間辛抱し、本日4月25日時点では大幅な含み益状態です。
出展:SBI証券
このように、ガマンの忍耐で業績回復を待つことで、新興国株投資は多くの方が成功できる投資法です。
また新興国株投資において、一定のスパンでやって来る株価の大幅な調整局面は、むしろ健全に市場が成長している証です。
うろたえてはいけまんせん、ニヤニヤしながらチャートを眺めてください。
過度に株価下落を悲観する必要はありません、株価は何度でも蘇ります。
時が過ぎれば、今の下落局面も市場成長の為の一時的な調整局面だったことを知ることになるでしょう。
なぜなら我々は今までももう既に、このような局面を何度も経験してきているからです。
出展:SBI証券
皆様の資産と笑顔があるれることを祈っております。
それではまた、対酒当歌人生幾何。
コメント
びっくりしてるのは私だけではないと共感でき、
少し気持ちが楽になりました。
タイムリーな記事、ありがとうございます。