証券会社株、目覚めた昇龍銘柄続々と現る

APS

こんにちは、Q太郎です。

4月に証券会社について記事を投稿してから、あまり証券会社セクター全体の動きを見ておりませんでしたが、最近SNSにSSI証券の高騰がツイートされておりましたので、そろそろ同セクターも面白くなってきているのではと気になりだしました。

4月の記事ではテンバガー(10倍高騰銘柄)の可能性を秘めた銘柄も掲載したので、その後どうなったか確認することにしました。

師曰く、「 100億円の資産を作ることはそんなに難しいことではありません、1,000万円用意して、3回テンバガー株に投資をすればいいのですから、私は片手の指では収まらないぐらいそれを経験しましたよ。」

先生はよくテンバガー株を見つける際に、時代の追い風を強く受ける銘柄で、且まだまだ小さい小型株を狙うように説いておりました。

5月に入ると次々と証券会社株が昇龍化

下記はベトナムの主だった証券会社の日足チャートになります。

FTS:FPT証券

出典:VIETKABU

SSI:SSI証券

出典:VIETKABU

HCM:ホーチミン証券

出典:VIETKABU

CTS:ヴィエティンバンク証券

出典:VIETKABU

SHS:サイゴンハノイ証券

出典:VIETKABU

MBS:MB証券

出典:VIETKABU

5月に入って急激な高騰を見せる証券会社株、その背景にはコロナ第4波、そしてそれは非常に感染力の強い変異株の拡大が影響しておりました。

感染力の強い変異種が人々を家に閉じ込める

ベトナムは今回のコロナ禍において、世界の国の中では非常に上手に感染拡大を抑えて、昨年も経済のプラス成長を維持しました、しかしそのベトナムにおいて4月末ごろから新たな変異種が猛威を奮い出したことが次の記事で報じられておりました。

出典:日本経済新聞

この記事では以下の内容が報じられておりました。

  • WHOは変異種はインド型の派生であり、英国型とインド型の混合ではないとの見解
  • 政府はグエン・タン・ロン保健相はインド型と英国型の混合型と発表
  • 感染力、自己複製力が極めて高い変異株であること
  • 4月下旬から北部工業団地でクラスターが発生していること。

このようなコロナ感染拡大第4波を受けて、ハノイ市人民委員会は5月25日の正午から市内全ての飲食店での店内飲食を禁止とし、デリバリーのみに制限されました。

また今回の決定は飲食店だけでなく、美容室や床屋も営業停止となり、大人数での会食やパーティー、公園などの公共の場における娯楽やスポーツなどを禁止する非常に厳しい決定となっております。

しかしこれらの制限は人々を家の中に閉じ込め、インドアな生活に導くことになり、人々を投資活動へといざなうことに繋がっていきます。

いつも有益な情報を提供されているVIETKABUの記事に、危機が顕在化した5月に人々の行動変化が読み取れるデータが記載されておりました。

出典:VIETKABU

この記事では以下の内容が報じされておりました。

  • 今年の5月の国内投資家の口座開設数が11万3543口座となり、単月で過去最高を記録
  • 新規参入した個人投資家により、5月の1日の平均売買代金は21兆9360億VNDとなり過去最高を記録。

これだけ口座開設数が増加し、売買代金が増加したら証券会社は笑いが止まらないはずです。

お金の通り道が拡張工事(ホーチミン市場に新株式売買システム導入)

個人投資家が株を買ったり売ったりしたいといくら熱望しても、肝心のお金の通り道(売買システム)が細道では、お金の交通量は増えません。

ホーチミン市場は買い注文のキャンセル不可や、注文金額や数量変更の不可、はたまたハノイ市場への移行などで増加する売買件数に対し急場を凌いできましたが、漸くそのボトルネックが解消される日がきました。

次の記事はそのボトルネックの解消を伝えております。

出典:VIETKABU

この記事では次の内容が報じられておりました。

  • ホーチミン証券取引所はFPT情報通信社が開発した新株式売買システムを7月5日から運行開始
  • 新株式売買システムは現行処理数90万件を300~500万件に増加させる見込み
  • 更にホーチミン証券取引所は韓国証券取引所が開発する新システムの導入を加速。

この内容はお金の通り道を拡大させます、その通り道でお金の通行料をせしめる証券会社にとってはこの上ない朗報であることは間違いありません。

証券会社株にテンバガーを探せ

4月に書いた証券会社セクターの記事で、以下の3銘柄を取り上げました。

  • アペック証券     ( APS )
  • エベレスト証券    ( EVS )
  • ウォールストリート証券( WSS )

APSについては保有銘柄の為、毎日昼と夕方に株価を確認しておりますが、他2銘柄についてはその後ノーマークでしたが、先日以下の記事の中の一説に目を奪われました。

出典:VIETKABU

この記事では、2021年1月~6月期の株価上昇率トップ20社が掲載されておりましたが、その第16位に前述したEVSエベレスト証券がランクインしておりました。

次のチャートはEVSの日足チャートになります。

出典:VIETKABU

今年1月4日の株価が8,400VNDで、7月2日の株価が35,100VNDです、半年で脅威の4.17倍の暴騰です、前述した証券会社への追い風の要因が現れるのは年後半であることを考えると、この銘柄はテンバガーの素養を持った神銘柄かもしれません。

折角3つまで絞りこんだ未来のテンバガー株ですが、今のところ私が保有していないEVSがその片鱗を表しつつあります。

一方でWSSウォールストリート証券は株価こそ堅調に右肩上がりで進んでおりますが、第一四半期は予想外の赤字です。

出典:VIETKABU

こちらは今年1月4日に3,600VNDをつけた株価は、7月2日に10,000VNDとおよそ2.7倍です、しかし株価の動きの中に、微かなリスクを感じるのは私だけでしょうか?

また次のチャートは私の保有銘柄APSアペック証券の日足チャートになります。

出典:VIETKABU

こちらは今年1月4日に4,700VNDをつけた株価は、7月2日に16,600VNDとおよそ3.5倍です。

小型株が赤字から黒字に転換することは、丁度子供が漸く一人で歩けるようになり、これからグングン成長していくようなフェーズにはいるような段階です、しかしそのようなフェーズの株価は群集心理に支えられて、業績が赤字か黒字がおぼつか無くても、株価は右肩上がりも少なくありません。

ハイリターンはいつもハイリスクと表裏一体です、テンバガーを3回とは言うは易く、行うは至難の業だからこそ、私の師はお金儲けの神様と呼ばれたのだと思います。

それではまた、対酒当歌人生幾何。

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