ベトナム株銘柄組み換え法③、組み換え銘柄決定、戦略は分散化

銘柄組み換え

こんにちはQ太郎です。

前回はベトナム株ポートフォリオの銘柄組み換えについて、自分のウォッチリストと外部の情報ソースを自分なりにアレンジすることで銘柄選定を最適化することについてご説明いたしました。

では最後に前々回①と前回②の考え方をベースに現在の経済情勢を考慮し、最終的に2021年後半にむけて、どのような銘柄を選定すべきかについて解説致します。

結論から申しげますと、【 不確定要素が多い経済情勢においては、分散化を高める 】ことをおススメします。

保有株VHMビンホームズを93%売却し、新たに4銘柄を組み入れ

出典:ビンホームズHPより

総資産額約1400万円に占めるVHMビンホームズの割合は、DHCドンハイベンチェー438万円に次ぐ2番目の366万円でしたがその値上がりの鈍さから、約93%を売却し新たに4銘柄を購入しました。

購入した銘柄は次の4銘柄になります。

NTLトゥリエム都市開発

この銘柄は高層建築に強味をもつ不動産会社です、連続高配当の為、一般NISAを使って購入することで、税金引き後で手残り10%前後の利回りインカムゲイン)が期待できます。

加えてPERも低い為、キャピタルゲインも期待できるまさにベトナム株メガ配当株の筆頭銘柄です。

次のチャートはNTLの9月6日の終わり値です。

出典:SBI証券

緑の印が私が購入した時の株価30,800VNDです、現在36,500VNDまで上昇し昇龍化の動きを見せております。

SHSサイゴンハノイ証券

ベトナム人個人投資家の爆増の為、ホーチミン証券取引所は、受発注にシステムが対応できない状況が発生、この状況で証券会社に追い風が吹く公算です。

その中で、SHSの脅威的な粗利益率の高さに目を奪われます、これは長年進めてきたIT投資が漸く奏功しつつある証左です。

以下は4半期決算の推移です、全く粗利益率が綻ぶことがなく確実に推移、売上が爆増するフェーズになれば、この粗利益率の高さが=付加価値の高さになり、株価は暴騰すると予測します。

出典:Vietstock

また証券会社最大手のSSI証券のP/Eが31倍であることを考慮すれば、現在の約8倍のPEはかなり株価が安値に置かれている状況です、いずれにせよ証券会社株は注目のセクター(業種)です。

PLCペトロリメックス・ペトロケミカル

ベトナムで道路舗装の材料となるアスファルトを販売している会社です。

アスファルトは原油精製の過程で生じる副産物です、原油生産が増える程アスファルトも増産されます。

しかし産油国OPECプラスは、一部の加盟国に増産を容認したものの、2022年まで協調減産の枠組みを維持することが決定しております。

市場では原油価格は過度な増産期待が薄れて原油高が進んでおります、今後脱炭素化や、EVカーの普及により、市場ニーズは右肩下がりの為、産油国は増産よりも減産による価格安定を目指す傾向です。

一方アスファルトはインフラ投資の流れから、もっとも必要となる素材です。

アスファルトの生産は原油と同じ減少トレンドの一方、市場からは年々強いニーズが高まり、このギャップがアスファルト高騰を招き、同社の株価は暴騰する公算です。

次の記事はアスファルト価格の高騰を報じた記事です。

出典:日本経済新聞

次のチャートは原油価格の推移になります。

出典:世界経済のネタ帳

次のチャートはアスファルト価格の推移を現したチャートです。

出典:GD Freak

次のチャートはPLCの日足チャートになります。

出典:SBI証券

同社の株価は原油価格、アスファルト価格と呼応するように上昇フェーズに入ったことが伺えます。

LHGロンハウ工業団地

今まで一度も工業団地株には投資をしておりませんでしたが、昨今の中国政府の民間企業への介入を考慮すれば、中国から生産拠点を隣国ベトナムへ移すトレンドは加速する公算です。

LHGは昨年脅威的暴騰をみせましたが、2021年は半期で昨年1年間の業績を超えてしまいました、昨年の暴騰が記憶にある投資家にとって、今年の高値は予想を超えていくと期待されます。

次のチャートは同社の過去5年の株価の推移です、2020年の上昇が如何に激しいものだったかを物語っております。

出典:VIETKABU

次の表はLHG2020年通年の業績です。

次の表はLHG2021年第一Qと第二Qの業績結果です。

出典:Vietstock

売上や粗利、純利益が半期で2020年の通年を上回っております。

更に最も重要な指標であるEPSの昨年対比の伸び率が脅威的な結果になっており、通期での業績結果が楽しみな銘柄です。

分散投資で不確定要因が多い年後半に備える

私は通常4から6銘柄に分散投資をしており、過度な分散投資はあまり推奨しておりません。

その理由は分散すればリスクを低下させることができる一方で、暴騰の可能性も低くなります。

しかし、2021年後半は非常に不確定要因が多い年である為、出来るだけ分散投資をすることでリスクをコンロトールすべきだと考えます。

ではその不確定要因を3つ挙げたいと思います。

最大の不確定要因、それはコロナ変異株

現在各国が必死にワクチン接種を進めておりますが、ワクチン接種を2回以上終えた人口の割合が高い国でも、感染の再拡大が広がりつつあります。

次のグラフはアメリカでの感染者数の推移を現したグラフです。

出典:NHK特設サイト新型コロナウィルス

それは急速に経済活動再開へ暗い影を落としつつあります。

出典:NHK NEWSWEB

ワクチン接種が遅れているベトナムでは、コロナ変異種デルタ株の猛威による事実上のロックダウンが実施されており、重要な経済指標PMIが急速に悪化しております。

出典:VIETKABU

PMIとは企業の仕入れ担当者にヒアリングをして作成された指数で、50を境に上振れすれば景気は強く、下振れすれば、景気が弱いことを示します。

ベトナムでは3ヶ月連続で50を下回る状況が続いており、年後半の経済への影響が懸念されます。

従がって、特に感染拡大と相関性が高い消費関連株、例えばPNJフューアンジュエリーなどは、注意が必要です。

米国のテーパリング開始、それはお金の流れが大きく変わる潮目

現在米国の3指数( ダウ、ナスダック、S&P500 )が揃って連日の最高値更新を続けております、世界のお金をブラックホールのように飲み込む米国株式市場はこの先も永遠に上昇し続けるのか?

アメリカへの資金の流れに変化が起きつつあることを伝えるな重要な記事に目を奪われました。

出典:日本経済新聞

この記事では、米国や中国への資金の流入が続く一方で、加熱感の高いETFからは資金が流出し、その差額は流入超過であるものの、その流入幅は2ヶ月連続で減少しつつあります。

これは加熱感が高いETFへの資金の流れが細り出していることを示唆したもので、お金は加熱感のある投資先から少しづつ逃げ出していることを示唆しております。

師曰く

邱永漢先生
邱永漢先生

お金は誰よりも臆病なのです、危険が近づいていると分かると一番先に逃げ出します、そのお金の後ろ髪を見失ってはいけません、その先には次の成長市場が待っているからです。

FRBの重要な金融政策について発表されるジャクソンホールでの会合で、米国の金融緩和縮小について、年内に開始することが確実視されております。

出典:東洋経済

FRBはコロナ禍のパンデミック以降、経済を下支えすべく、市場にジャブジャブにお金を投下してきましたが、経済の回復が確実視され、その蛇口を段階的占めていこうとしております。

世界中のお金を集めてきた米国市場はこの秋に大きな変化点を迎える公算です。

中国がくしゃみをすると、世界中が風邪をひく

昔はアメリカがくしゃみをすると、日本が風邪をひくと言われましたが、昨今では米国よりも、中国の存在感が大きくなっております。

今や2028年にはアメリカが中国に経済規模で抜かされることを、英民間調査機関「 経済・ビジネス研究センター 」(CEBR)が発表しております。

その中国の景気に陰りが見えはじめましたことが次の記事で報じられております。

出典:Yahooファイナンス

中国製造業PMIは好不況の別れ目である、50を割り込んでおり景況感悪化が鮮明となっております。

アメリカに流れこんでいた資金の受け皿になりえる最有力候補は、世界第二位の経済大国中国です、しかし、前述の景況感悪化や、民間企業への介入など、以前の経済優先の中国の姿はありません。

そこでネクストチャイナと目され中国と鋭く対立関係にあるベトナムは金や債券、コモディティー(石油などの資源)と並ぶ有力なお金の逃避先となりえるでしょう。

すると中国から逃げ出すお金の最初の逃避先は工業団地が有望と予測します。

銘柄組み換えと同時により分散化を高める

今回VHMビンホームズを売却し、配当金当も加えて新たに4銘柄をPFに加えましたが、1銘柄あたり投資額は120万円以下に抑え、且つポートフォリオの業種も偏りが少ないように配分いたしました。

追加4銘柄

  • NTLトゥリエム都市開発( 不動産 )
  • SHSサイゴンハノイ証券( 証券会社 )
  • PLCペトロリメックスペトロケミカル ( 素材 )
  • LHGロンハウ工業団地 ( 工業団地 )

以前から保有7銘柄

  • ACLクーロンフィッシュ( 水産 )
  • APSアペック証券( 証券会社 )
  • DHCドンハイベンチェー( 素材 )
  • HPGフォアファット鉄鋼 ( 鉄鋼 )
  • LCG第16リコジ ( 建設 )
  • PDRファットダット不動産 ( 不動産 )
  • VHMビンホームズ ( 不動産 )

前述した不確定要因から下記のセクター(業種)への影響が懸念されます。

  • コロナ変異種の拡大:消費関連銘柄の低迷:例PNJ株の暴落
  • 米国テーパリング :コモディテー銘柄への資金流入:例PLC等素材株の高騰
  • 中国の景気減速  :中国の不動産価格の暴落から不動産セクターの連れ安:VHMの株価低迷

これらの踏まえ各セクター(業種)を偏りなく配分し、各銘柄への影響を最小化することが肝要である一方、個別銘柄は暴騰の可能性を含む銘柄を選択すべきです。

分散投資後、9月6日の資産額は次の通りです。

出典:SBI証券

7月末の資産額を報告した記事を見ると、組み換えだけが要因ではありませんが、資産総額が僅か1ヶ月で「 +150万円増加 」しております。

まとめ

2021年後半に向けて3つの不確定要因があります。

  • コロナ変異種の拡大
  • アメリカのテーパリング開始
  • 中国経済の減速

それらを上手に受けとめる為には、各セクターの偏りが少ない「 分散化ポートフォリオ 」を目指すことが大切です。

それではまた、対酒当歌人生幾何。

コメント

タイトルとURLをコピーしました