ベトナム株、FPTに続くオススメIT黄金銘柄は?

CMG

こんにちは、Q太郎です。

ベトナム株でIT銘柄といえば、だれもがFPTを連想するかと思います、ポートフォリオに組み込みたい銘柄ですが、購入できる外国人枠はいつもゼロです。

ではFPTに続くようなオススメIT銘柄探してみると興味深い銘柄を発見することができました、それはCMG通信グループ(CMG)です。

邱永漢先生
邱永漢先生

新興国成長株投資では2匹目、3匹目の泥鰌もバカにはできんのじゃ。

この記事ではIT銘柄に興味があるけれど、どの銘柄を選んだらよいか分からない方や、ベトナムデータセンターの将来性に興味がある方に参考になれば幸いです。

データセンター注目銘柄、それはCMG通信グループ(CMG)です。

データセンターとは、インターネット用のサーバやデータ通信、固定・携帯・IP電話などの装置を設置・運用することに特化した建物の総称を指します。

つまり企業や個人のデジタル化が進めば、需要はドンドン増えていく市場です。

日常生活のデジタル化が加速

私自身はまだ現金を使う方が多いのですが、それでも金額の小さいものはほとんど交通系ICカードを使用しております。

ベトナムでも同じような変化の波がおしよせていることが次の記事で伝えております。

日経新聞

出展:日本経済新聞

この他にもNAPAS、MoMo、Moca、VNペイなどの電子決済企業が勃興しており、ベトナム国内のデジタル化の加速していく公算です。

CMGがベトナム最先端のデータセンターをオープン

このような社会のデジタル化を受けて、ベトナムにも最先端のデータセンターがオープンしたことを次の記事は伝えております。

VIETKABU

出展:VIETKABU

いつも有益な記事を提供されているVIETKABUサイトのこの記事は無料で読める為、興味のある方は左下の出展:VIETKABUをクリックしてみてください。

ベトナムデータセンター市場は、政府と個人の両輪が市場拡大を後押し

政府の後押しが市場を拡大

次の記事ではベトナム政府が国策としてデジタル化を促進していることを伝えております

VIETKABU

出展:OneValue

ベトナム政府は行政手続きなどのデジタル化だけではなく、民間のデジタル化も改善させるバランスの取れた政策を進めていこうとしております。

ベトナムはアジアの中で人口に対し相対的にスマホ利用者が多い国

次のグラフのスマホ利用の多い世界の国トップ10を表したグラフになります。(単位:万人)

MOR

出展:MOR

ベトナム(黒□)は堂々の10位でトップテン入りを果たしております。

アジアでトップ10入りを果たしたのは、以下の5ヵ国になります。

  • 中国:第一位(赤□)
  • インド:第二位(緑□)
  • インドネシア:第四位(黄□)
  • 日本:第七位(青□)
  • ベトナム:第十位(黒□)

このランキングを人口データのフィルターを通すことで、以外な事実が見えてきます。

世界経済のネタ帳

出展:世界経済のネタ帳

前述のデータを人口当たりのスマホユーザーの割合を換算すると、ベトナムが普及率では中国迫る2位です。

国名人口数(百万人)スマホ保有数(百万人)人口に占める割合(%)
中国
1,41291264.6
インド1,39243931.6
インドネシア272160
58.9
日本1267660.3
ベトナム986162.4

これから若年層が消費のボリュームゾーンになることを考慮すれば、生産年齢人口層によるデータ消費の爆増が予想され、それはデータセンターニーズを喚起させる公算です。

サムスンのCMG株大量保有、その背景にある世界的トレンドとは?

CMGは韓国の財閥企業サムスン電子グループから約40億円の出資を受け入れ、サムスン電子傘下のサムスンSDSが同社の筆頭株主になりました。(2021年7月保有率30%)

驚くのは、サムスンの協力企業がベトナムには約200社ほどあり、サムスン関連の商品がベトナムの輸出額の約25%を占めています。

Q太郎
Q太郎

CMGにとってだけでなくベトナムにとってサムスンはビックユーザーですね。

もはやサムスンはベトナムの輸出を左右する国策企業であり、その会社が大株主であるCMGには追い風がふく公算が大きいです。

世界のデータセンター市場ではM&Aが加速

海外ではデータセンターのM&Aが加速していることを、米調査会社のSynergy Research Groupの調査結果が伝えております。

VIETKABU

出展:ITトレンド

データセンターのM&A加速はデータセンターのニーズが急速に増加していることを示唆しております。

世界中がデジタル化に舵を切ったことで、昨年はパソコンやスマートフォンの不足が問題になりました。

Q太郎
Q太郎

デジタル機器の利用が増えれば、比例してデータの使用量も増えることを見逃していけませんね。

そしてこれらデジタルガジェットを使用する人が増えることは、当然データセンターニーズの拡大につながり、安定したサービスを提供する為にM&Aによりデータセンターの囲い込みが増えつつあることをこのグラフは示唆しております。

M&Aによるプレミアム価格での株式買い取りの夢

私が中国株投資をしていたころ、中国IT大手アリババ株を保有しておりました。

そのアリババ株が2012年6月10日に非上場化になり、プレミアム価格での買取りは既存株主にとって、宝くじにでも当たったような幸運でした。

Q太郎
Q太郎

株式投資ではある日突然こんな幸運も降ってくるんですね。

当時の時価に30%以上上乗せした買収プレミアム価格の買取りだったと記憶しております。

このようなM&Aによる既存株主からのプレミアム価格での株式の買取りは株主にとって大きな夢です。

近年の事例を以下の表に纏めました。

買収する企業買収される企業買収時期買収プレミアム(上乗せ割合%)
HCホールディングス日立化成2020年4月13.48
ヤフーZOZO2019年11月20.96
ニトリホールデイングス島忠2020年12月91.10
三井不動産東京ドーム2021年1月44.93
PSMホールディングス総合メディカルホールディングス2020年3月26.11
U-NEXTUSEN2017年3月18.80
イーストパートナー日東エフシー2019年6月36.36
帝人ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング2021年3月27.33
アドヒアレンスアデランス2016年11月28.36
ヤマダホールディングスヒノキヤグループ2020年10月14.35
大王製紙三浦印刷2017年4月34.02
三浦地所アーバンライフ2018年9月135.61
新川アピックヤマダ2019年6月37.68
XTECH HPエキサイト2018年10月23.94
RIZAPグループワンダーコーポレーション2018年3月7.34
三越伊勢丹ホールディングスニッコウトラベル2017年3月28.71
IBJツヴァイ2020年4月88.09
紳士服中西オンリー2021年10月39.34
長谷川コーポレーション細田工務店2020年2月7.44
CROSS ROADJEUGIA2020年3月35.22

三菱地所によるアーバンライフの買収プレミアムはなんと135.61%です。

邱永漢先生
邱永漢先生

M&Aは時間をお金で買うこと、つまり開発に時間がかかる業種に多いんじゃ。

これは当時例えばアーバンライフの株を10,00万円分保有していたら、ある日突然23,50万円になってしまったなんて人を生み出したことが想像されます。

私のアリババ株での経験上、M&Aの多いセクターは株価の値上がりや配当だけでなく、買収プレミアムの第三の夢があります。

まとめ

世界的なデジタルトランスフォーメーションの流れは、ベトナムでも加速しております。

ベトナムは他の国に比較して、相対的にスマホ普及率が高く、且つ生産人口層(若年層)が多い為、データの使用量は今後爆増する公算です。

急増するデータセンターニーズに対応すべく、企業は一早くデータセンター囲い込む為に、データセンター銘柄の買収( M&A )の流れを加速させております。

Q太郎
Q太郎

CMGの株価が直近高値を超えた時が買い場ですね。

それ即ち既存株主には、プレミアム価格で保有銘柄を買い取ってもらえる大きな夢の可能性を示唆してります。

サムスンによるCMG株の大量保有の先に何があるのか、CMGの株価から目を離すことができません。

それではまた。

皆さんの資産と笑顔が増えることを祈っております。

対酒当歌人生幾何。

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